災厄の日

いつもはランニング関連のことばかりですけど、今日はちょっとだけ政治のことを。

そう、今日は災厄の日でした。私はまずクリントンで大丈夫と思っていたものの、CNNを
仕事中もちらちらとチェックしていましたが、途中から、「あ、まずい!」と思い始めました。

予想では、クリントンが268を手中にしており、あと、どこな小さい州を1つ取れば
もう勝ち、なんてありましたからね。ずいぶん事前予想と違ったものです。

個人的には、ああいうトランプみたいなタイプの人は大嫌いで、正直選ぶ人の考えがよく
理解出来ません。いえ、実業家も悪くないし、アウトサイダーなのもいいと思います。
だけど、実業家としても本当に才能あるのかな、と思います。それから、低所得層の白人が
変革を求めて彼を選ぶという図式ですが、ああいう人は決して労働者の味方ではないよね。
みんな、勘違いしているのでは、と思います。実際、彼の経営しているホテルだっけな、
その従業員達が給料などを巡って彼を訴えると運動していました。自分のごく周りの人も
幸せに出来ないで、何が大統領か、と思います。

日本にとってどうか、は決して選挙の争点ではなかったので仕方がないのですが、ただ、
ひどくまずいと思う。大統領宣誓式が1/20ですが、私はその翌日あたりに中国が尖閣諸島に上陸、
もありそうな気がしています。もう決して在日米軍はそのために行動しないでしょうし、そうなれば
中国にとって何も怖い物はなくなります。私が中国指導部だったらあえて勝負に出るかも。

もし本当にそういうことが起きたとしたら、日本はどうするか。尖閣を諦める、というのも
現実的な選択肢になってきますね。いや、あくまで死守するというのなら、本格的に日中開戦ですね。
そんな事にならないことを祈るし、私の考え過ぎならむしろ嬉しいけど、でも、そういう事態を
想定して置かなくてはいけない情勢になったのは確かだと思います。

もう少し先をさらに考えると、在日米軍そのものがなくなることもあり得る気がしてきました。
パワーバランスががらっと変わってしまいます。そうなると、日本も軍備増強をひたすらする、
ですかね。相当がんばっても中国には追いつけないと思いますが。あ、もちろん、私は決して
軍事に詳しくないけど、今なら、在日米軍プラス自衛隊でなんとか中国に勝てるレベルと聞いた
ことがあります。それが、今、在日米軍が抜けてしまうと、果たしてどうなるのか。
楽観は全然出来ませんよね。

今日が,日本のこれからの数10年を決定づける運命の日だったのかもしれないな、
と今思っています。