天地明察

最近映画で封切りになったようですね。だけど、今日話したいのは原作の方です。

つい最近「滅法面白い」という書評を読んで急に読みたくなり取り寄せました。
で、実はまだ10ページぐらいしか読んでいないのですが、確かにすごく面白い!

えっと、ご存じない方のために書いておくと、(と言っても私もまだほんと最初ですが)、
暦を江戸時代に初めて本格的に作った人が主人公です。で、暦ですから天文学とかに通じて
いなくてはならず、ある意味数学者な訳ですね。

で、冒頭のシーン(正確には二つ目のシーン)は主人公が神社に掲げられた絵馬の数学問題
(と言うより算術の問題)を見て考え込むところです。問題を最後に掲載しておきますね。
この直角三角形(3辺の長さは、3,4,5)に内接している円(2つは同じ大きさ)の半径を求めよ、
に本質的に同じです。

主人公は見てすぐに境内で考え始めますが、すぐに解けません。そうこうしているうちに
神社の若い女性に掃除の邪魔だ、と言われて追い出されます(笑)。

私は今日職場で気分転換がてらやってみましたが、もうスマートに解くのは思いつかず、
三角関数を使ってようやく出来ました。今で言えば、高校の数学程度の知識です。

答えだけは1-2ページ先に書いてありましたが、主人公が解いたのでは謎の人物が
現れて瞬時に解いた、という話の展開です。

何とも江戸時代が身近になると同時に、「江戸時代、畏るべし!」ですね(笑)。

イメージ 1