ルルドの泉

久しぶりにネタらしいネタです(笑)。

実は今日、東京へ行って映画を観てきました。
邦題「ルルドの泉で」、原題:"Lourdes" です。

ご存じの方も多いとは思いますが、「ルルド」というのはフランスのスペイン国境近くの町で、
かつて聖母マリアが現れたという言い伝えがあります。そこの泉の水を飲んだ病人が歩けるように
なったとか。(すいません、この辺すごくいい加減な説明です。)

この映画の主人公の少女もずっと車いすで、しかも体がほとんど動きません。たしか、
ALSと言っていたように思います。そんな彼女がルルドにやってきて滞在し、そして泉の
水を授かる。すると、急に体が動くようになり周りの人は奇跡が起こったと思い始めます。
しかし、それは果たして本当に奇跡なのか?という感じですが、ネタバレあるといけないので、
ここらへんにしますね。

興味深いのはそんな彼女をとり巻く現地の人々。介護の若い女性はアルバイトのようで、介護
しなくちゃいけないのに男性アルバイトといちゃついたり。介護のリーダー役の女性はどうも
自身が病気らしい。しかもかなり進行しているようで途中で倒れてしまいました。蛇足ですが、
私の病気と同じ系統の気がしました。(何となくピンときました。)
そして、決して信仰心の篤そうでない主人公の彼女。(←ここ一番面白い。)
滞在している施設(ホテル?)のフランスらしいカラフルで洗練された内装やスタッフの制服。

自分が病気だから,と言うのも少しありますが、でも、それ以外にも、病める者はどう救われる
べきか?という難題に興味を感じ観に行きました。場所自体は紛れもなくカトリックの場ですが、
宗教を超えた問いかけがあるように感じました。

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